愛知のフェス補助金、経産相「違反あれば取り消しも」

新型コロナウイルス

新田哲史
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 愛知県常滑市で29日に開かれ、感染対策が不十分だったとされる野外音楽フェスをめぐり、梶山弘志経済産業相は31日、最大3千万円の補助金を決めていたと明らかにした。そのうえで、感染対策などを確認し、場合によっては支払いを取り消す考えを示した。

 問題視されているフェスは「NAMIMONOGATARI2021」。経産省は、コロナ禍で音楽や演劇などを中止した事業者が公演を再開する際、経費の半額を補助している。同フェスは昨年は中止され、今年再開したことで最大3千万円の補助が決まった。

 補助金を出す前提として、国の基本的対処方針や開催地の自治体の方針を守るという誓約書を事業者に提出させている。愛知県は主催者に密の回避や酒の販売停止を求めていた。だが、当日は酒が提供され、観客が密集して歌う場面などがSNS上に投稿されていた。愛知県は30日、主催者に抗議文を送っている。

 梶山氏は事実関係を調査しており、「誓約書への違反が認められた場合には交付決定の取り消しも含めて厳正に対処したい」と述べた。

 経産省は、20~22日に新潟県・苗場で開催された音楽フェス「フジロックフェスティバル」にも計1億5千万円の補助金の交付を決めている。梶山氏は、フジロックは自治体の了解を得て感染対策もされていたとして、「問題がないような形で行われていたと承知している」としていた。(新田哲史)

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