十六銀、電算システムHDと合弁検討 デジタル化を支援

近藤郷平
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 岐阜県が拠点の十六銀行岐阜市)は31日、決済サービスやシステム設計・開発などを手がけるIT企業の電算システムホールディングス(HD、同)と合弁事業を始める検討を始めたと発表した。来年春ごろ事業を始め、顧客企業や行政機関のデジタル化を支援するサービス展開を目指す。

 十六銀は、銀行業以外の新領域の事業の拡大を目指している。今年10月には持ち株会社「十六フィナンシャルグループ(FG)」を発足させて新規事業への参入を加速する。今回の合弁はその一環だ。

 電算システムHDが、十六銀グループの「十六コンピュータサービス」に4割を出資して合弁会社をつくる。十六銀の顧客基盤と、電算システムHDのノウハウや提案力を生かす。顧客データ分析による事業の拡大や労働時間の把握を容易にする管理システムなど、企業や行政のデジタル化に役立つサービスの提供を検討する。

 十六銀の村瀬幸雄会長兼頭取は31日の会見で「地域社会、取引先企業の経済活動でデジタル化のニーズが高まっており、利便性向上を図っていく」と語った。(近藤郷平)