デジタル庁発足「インターネットの父」が示す一番の課題

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聞き手・中島嘉克
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 デジタル庁が9月1日に発足した。直前には幹部人事や、東京五輪パラリンピック向けアプリの入札問題などで揺れた。コロナ禍で表面化したデジタル化の遅れをどう取り戻すのか。「日本のインターネットの父」とも呼ばれ、デジタル政策分野の内閣官房参与を務める村井純・慶応大教授に課題などを聞いた。

 ――東京五輪パラリンピック向けアプリでは、不適切な発注が明らかになりました。

 「システム関連の発注というのは、丸投げになりがちです。予算でぽんと、適当に金額を上乗せしてしまうようなものです。コンピューターを知らない人が発注を担うとそうなってしまうんです。だから専門家がいるデジタル庁が必要なんです。技術基準をきちんと決めて各省庁にガイドラインとして渡すなど、丸投げ体質に対して精度を上げていくための責任が、デジタル庁にはあります」

 「ですからデジタル庁そのものの発注が『大丈夫か』なんて言われているようではダメなんです。情報関係の調達をすっかり透明にして健全にするという使命感を持たせるべきです」

 ――デジタル庁がうまくいくには何がカギになるでしょう。

 「役所にはテクノロジーのエ…

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