パラやり投げ山崎を支えた球児経験 忘れられない一打席

有料会員記事

藤野隆晃
[PR]

 生まれつき右手首から先がない山崎晃裕(25)は、高校球児だった。米メジャーの名選手に憧れて白球を追った。30日、パラリンピックに陸上男子やり投げ(上肢障害F46)で初めて出場した。次は自分が後進に何かを伝えたい。こんな思いを胸に挑んだ。

 小学3年の時、地元埼玉で野球を始めた。ハンデは感じなかった。メジャーでノーヒットノーランも達成した隻腕の投手ジム・アボットがお手本だった。「工夫次第で、やればできると思わせてくれた」

 山村国際高校(埼玉)の野球部では、当時監督だった大坂仁さん(48)に「おまえを一人の選手として見るから」と言われ、「大丈夫です、勝負の世界なんで」と応じた。左腕で毎日、素振りを1千回するなど努力を重ねた。

 昨日のことのように鮮明に覚…

この記事は有料会員記事です。残り683文字有料会員になると続きをお読みいただけます。