テレビない人向けの配信実証、来年度実施めざす NHK

宮田裕介
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 NHKは31日、テレビを持っていない人などを対象に、インターネットを通じて番組などを試験的に配信する「社会実証」を可能にするため、ネットを使う業務の実施基準の変更案を発表した。27日に武田良太総務相が社会実証の実施を求めたことを受けたもので、来年度の実施をめざすという。

 NHKによると、開始時期や期間、放送番組以外のコンテンツも配信するかなどの内容は今年度中に決める。ネット業務費の上限の200億円の中で行う。松坂千尋専務理事は「テレビを持たない人や見ない人に、公共メディアとして情報を届ける意義や役割などについて検証したい」と述べた。

 実施基準の変更案には、受信契約者向けの既存の配信サービス「NHKプラス」を利用しやすくする仮登録の仕組みや、パソコンやスマートフォンでしか見られなかった見逃し配信をテレビでも見られるようにすることも盛り込む。変更案はNHKのホームページで公表し、9月末まで意見を募る。宮田裕介