最後に3人抜き、4位でも「悔いなし」 パラ水泳東海林

遠藤隆史
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 意地を見せた。男子200メートル個人メドレー(知的障害)決勝の東海林大(とうかいりんだい)は、最後の自由形で3人を抜いた。4位。メダルには届かなかったが「最後まで諦めずにできた。悔いはありません」。

 今大会の初レースだった8月25日の100メートルバタフライは予選落ち。本調子からはほど遠い状態だった。このレースでも50メートルと100メートルのターンで遅れたが、「自分の泳ぎで力を出し切るのが最低限のテーマだった」。動揺を抑え込み、自由形のスパートにつなげた。

 優勝した選手に、自身が2年前に出した2分8秒16の世界記録を塗り替えられた。その悔しさを上回る感情がわいた。「他人は他人、自分は自分。パラリンピックに出るだけでもすごいことで、やりとげてほっとした」。険しい表情が続いた大会で、22歳は初めて吹っ切れた表情を見せた。遠藤隆史