タリバン復権で暮らしや治安、経済はどうなる 市民の不安と期待

有料会員記事アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
[PR]

 アフガニスタンに約20年間駐留してきた米軍の最後の部隊が、8月30日深夜に首都カブールから撤退した。撤退を待ち望んできたイスラム主義勢力タリバンは「完全な独立」を宣言。近く新政権を発足させる考えだが、治安や経済の問題が山積している。

 米軍施設への攻撃を続けてきたタリバン強硬派「ハッカーニ派」のアナス・ハッカーニ幹部は31日未明、ツイッターに「20年にわたる米軍の占領が終わった」「殉職した全ての戦士に祈りを捧げる」と投稿した。

 SNS上では、米軍が去った空港内でタリバン特殊部隊が祈りを捧げる様子とされる動画も拡散した。20年間でタリバン戦闘員数万人が死亡したと言われる。

 タリバン執行部は現在、統治の枠組みや人事を最終調整している。地元メディアによると、3代目の最高指導者であるアクンザダ幹部を頂点に、執行部メンバーらでつくる意思決定機関「指導者評議会」を設け、国家運営にあたる予定だという。指導者評議会の方針に従い、既存の省庁や州政府が実務を担う見通しだ。

 タリバン関係者によると、す…

この記事は有料会員記事です。残り634文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!