資源量世界3位、日本に眠る再生エネルギー 地熱発電が見つけた活路

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森治文
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 日本は世界有数の火山国だ。地下深くのマグマで熱せられた蒸気などを生かした地熱発電は、天候に左右されない安定的な再生可能エネルギーとして期待も大きい。これまで開発コストの高さがネックとなってきたが、最近はまちおこしに活用するなどの動きも各地で始まっている。

発電量は町の全世帯の1.5倍超 観光拠点にも

 熊本県北東部の小国町。大分県にまたがる火山、涌蓋(わいた)山(ざん)(標高1500メートル)のふもとでは温泉宿の湯煙があちこちでゆらめく。その中で蒸気が勢いよく立ち上る所がある。地元住民30人で組織する合同会社「わいた会」が2015年に運転を始めた地熱発電所だ。

 「過疎化と高齢化が進む地元ににぎわいを取り戻し、脱炭素社会の実現にも貢献したかった」。会の発足から4年がかりで稼働させた社長の後藤幸夫さん(53)は力を込める。

 地下600メートル付近まで…

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