広島新庄が5年ぶりの優勝 急成長の技巧派左腕が10K

辻健治
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(1日、高校野球広島大会決勝 広島新庄12-0祇園北)

 広島新庄の技巧派左腕、西井拓大(たくと)の制球はこの日も確かだった。

 一回に2安打を許したが、先制点を背に波に乗る。縦のスライダーをうまく使って、7回を無四球、10奪三振で無失点。二回以降は安打を一本も許さなかった。

 急成長した3年生だ。チームは花田侑樹と秋山恭平の二枚看板だったが、筋力強化で力強さが増し、今大会の背番号18をつかむと2人を差し置いてチーム最多6試合に登板。「冷静沈着。決勝でもしっかり投げてくれるはず」との宇多村聡監督の期待に応えた。

 今春の選抜大会ではボールボーイを務めた。「やっとあのマウンドに上がれると思うとうれしい。楽しみたい」。厚みを増した投手陣をひっさげ、5年ぶりに夏の甲子園へ乗り込む。(辻健治)