大阪桐蔭が3年ぶりV エース松浦、連投でも球威衰えず

山口裕起
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(1日、高校野球大阪大会決勝 大阪桐蔭4-3興国)

 球威は衰えなかった。

 大阪桐蔭の左腕・松浦慶斗は「このために苦しい練習を乗り越えてきた」。九回。2点のリードを追いつかれ、なお2死一、二塁を招いたが、冷静だ。直球狙いの相手に低めの変化球を続け、空振り三振に。ピンチを脱すると、その裏、主将の池田陵真にサヨナラ打が飛び出した。

 春は不振だった。府大会はメンバーから外れ、優勝した近畿大会も登板はなかった。その間にフォームを見直し走り込む。最速150キロの球威が戻った今夏、選抜以来の背番号1を奪い返した。

 前日の準決勝は救援した。試合前に西谷浩一監督に状態を聞かれ、「2日目のカレーと一緒です。2日目の方がおいしい。大丈夫です」。宣言通り、126球を投げ、3失点完投。一晩、寝たエースの肩は熟していた。(山口裕起)