野球アメリカ代表、警戒すべき選手は ソチ五輪メダリストも出場?

野球

井上翔太
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 東京オリンピック(五輪)野球の米国代表(世界ランキング4位)には、今の大リーグで活躍する選手はいないが、様々な年代や背景を持つ選手で構成されている。2日夜、日本代表「侍ジャパン」(世界ランキング1位)と準決勝進出をかけて対戦する。

 その特徴は、1次リーグの2試合で組んだ3~5番の中軸に表れている。

 3番・指名打者を任されているオースティンは、昨季からプロ野球の横浜DeNAベイスターズに所属。今季は新型コロナウイルスの影響で来日が遅れ、開幕には間に合わなかったが、6月に調子を上げた。打率4割6厘、9本塁打、25打点で、セ・リーグ打者部門の月間MVPを獲得。日本の稲葉篤紀監督も同月に視察した際、「あれだけ絶好調なら、一塁が空いているときは四球でも」と警戒心を口にしていた。

 オースティンの後ろには、14歳差の若手とベテランが控える。

 4番一塁手のカサスは、2018年にレッドソックスから1位指名を受けた21歳のホープ。韓国戦では、四回に逆転の2点本塁打を放った。後を打つ三塁手のフレージャーは、07年にレッズと契約した35歳。ホワイトソックスやメッツなどを渡り歩き、大リーグ通算218本塁打を誇る。現在は米国の独立リーグでプレー。「自分のキャリアを終えるときは、金メダルをつかんだときかもしれない」と五輪後の引退を示唆している。

 最も異色の経歴と言えるのは、2番を打つアルバレスだ。大学時代は、野球とスピードスケートのショートトラックを両立。ロシアのソチで行われた14年の冬季五輪に出場し、5000メートルリレーで銀メダルを獲得した。

 その後は「野球選手になることが、自分のゴール」と野球一本に絞り、同年6月、ホワイトソックスとマイナー契約。昨年はマーリンズで大リーグデビューを果たした。井上翔太