根室で北方領土返還要求市民大会

大野正美
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 北方領土の早期返還を求める北海道根室市の市民大会が1日、同市の道立北方四島交流センター横の特設会場で開かれた。小雨のなか、参加した約630人が「島を返せ」のシュプレヒコールを響き渡らせた。

 ロシアのミシュスチン首相が択捉島を訪問した直後とあり、大会決議は「困難な時こそ、北方領土問題を具体的かつ現実的に前進させることを要望する」と政府に強く求めた。元島民を代表して登壇した歯舞群島・勇留(ゆり)島出身の鈴木宏治さん(79)も、「コロナ禍で古里への自由訪問もできない状況を早急に打開し、力強く外交交渉を進めてほしい」と訴えた。

 大会は、旧ソ連軍が北方四島に侵攻した8月に合わせ、1984年から毎年開いている。(大野正美)