稲川淳二さん語りで街がホラーの舞台に 「犬にも驚き」

藤田大道
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 いつもの街が、タレント稲川淳二さんの語りでホラーの舞台に――。街を歩きながら、ホラーの物語を体験できるイベント「ヒトガタの村」が茨城県大洗町内で開かれている。怪談の話し手として有名な稲川さんがいざなう恐怖の世界が、涼を求める人から人気を集めている。

 参加者は、呪われた廃村に迷い込み、突然聞こえてくる男の子の声に導かれながら脱出を目指すという設定。専用のスマートフォンとイヤホンを持って、1時間半ほどかけて神社など約20カ所を歩いて巡る。

 スポットに近づくと、スマホの画面に映像が流れたり、後ろからささやかれるように音が聞こえてきたりする。体の向きによって聞こえてくる音の流れ方が変わる技術が使われているという。

 主催する大洗観光おもてなし推進協議会によると、イベントを始めた7月17日以降、1日15人の予約枠の9割が埋まった。来年3月まで続ける予定という。同会の平間一輝さん(25)は「ビーチのある海沿いだけでなく、大洗の街中の魅力も知ってもらいたい」とねらいを話す。

 25日に参加した秋山七海さん(25)=那珂市=は「歩いていて音が急に流れてくるのがリアル」。大和田美空さん(25)=同=は「関係ない道ばたの犬の鳴き声にもびっくりしてしまった」と話した。

 小学生以上千円(税込み)。予約は専用サイトで受け付ける。問い合わせはうみまちテラス(029・352・2715)まで。(藤田大道)