寺田明日香、決勝進出ならず 娘には「私から何か感じてくれたら」

陸上

辻隆徳
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 東京オリンピック(五輪)陸上の女子100メートル障害の寺田明日香は日本選手初の決勝進出をめざしたが、届かなかった。

 準決勝のレースを終えると、「聞きにくいですよね……。すみません!」。明るく振る舞っていたが、赤くなった目からは悔しさがにじんだ。

 31歳で挑んだ初の五輪。予選を終えて「体が浮かないように」と修正点を挙げていたが、短期間では改善できなかった。準決勝は、予選の12秒95(追い風0・3メートル)を下回る13秒06(向かい風0・8メートル)。12秒台前半で走る選手を見て、走り方の違いを感じたといい、「そりゃ、1秒(近く)離されるよな」とレベルの高さを痛感した。

 一度は引退したが、結婚と出産を経て「娘に五輪で戦う姿を見せたい」と2019年から陸上へ復帰した。無観客のため近くで戦うママは見せられなかったが、「自分の目標ができたときに何をすればいいのかというところを私から感じてくれたらいいな」。(辻隆徳)