志に生きた元アイドル 歌で日中を結びaminさん逝く

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北京=林望
写真・図版
amin(アミン)さん=2010年4月、東京都内

 日本で活躍した上海出身の歌手、amin(アミン)さんが7月29日、病気のため死去した。48歳だった。19歳で来日し、歌で日中の間に「バトン」を渡したいとの思いから、両国関係が厳しい局面を迎えても、その人柄を慕い、志に共感した両国の仲間らと精力的に活動を続けた。

 aminさんの公式ホームページで家族が明らかにした。3年前から闘病を続けていたという。

 13歳で上海でデビューしたaminさんは、アイドルとして活動を続けていくことに疑問を持ち、19歳で来日した。オーディションではねられ続けても、覚えたての日本語で手紙を書き、音楽会社に自分を売り込んだ。

 そんな下積み生活を経て、2003年にサントリーのウーロン茶のCMソング「大きな河と小さな恋」がヒット。澄んだ声がお茶の間に響いた。05年の愛知万博松任谷由実さんとユニットを組み、10年には故郷の上海万博で開かれたコンサートに平原綾香さんらと出演した。

 伝えよう

 リレーはまだ始まったばかり

 つなごうそのバトンを

 言葉は海を越えて

 

 上海万博の応援歌として、自身が中国語バージョンを作詞した「海を越えるバトン」(日本語作詞 坂本和加)には、自らを突き動かしてきた両国への思いを込めた。

 その後もNHKの中国語講座…

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