8000ページ官報にのけぞる 紙の「鈍器」の中身とは

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根岸拓朗
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 各地の役所や企業などに7月、計8千ページの文書が届けられた。法律や政令などを国民に知らせる「官報」で、過去最大のページ数だった。積み上げると約30センチの高さになるという。いったい何が載ったのか。

 「なんか、125冊8千ページの官報が来るらしい」。7月9日、ツイッターでそんな投稿がされた。「立派な鈍器が送られてくるらしい」「乱丁落丁のチェックするだけで、凄(すご)い時間浪費しそう」「官報射撃」などと反応が続いた。

 官報は、法律や政令、省令や規則のほか、政府の競争入札の告知などを載せる「国のお知らせ」だ。

 土日祝日などを除いて毎日、紙で発行され、役所や図書館、銀行や企業、病院などが定期購読をしている。インターネットでも公開される。

事前にお知らせ「ご迷惑をお掛けします」

 発行する国立印刷局によると、毎日出る「本紙」は32ページと決まっている。

 そこに収まらない分は「号外」を発行しており、今回の号外は過去最大のページ数になった。

 定期購読者には、数日に分けて届けることを事前に伝えた。「大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします」などと書き添えた。

謎の単語 「七面鳥」「あひる」

 職場に近い図書館で、今回の官報を手にとってみた。一部にあたる3200ページ分がひもでまとめられ、片手ではとても持てない。

 本文の冒頭3ページの字面を追うだけで10分ほどかかった後に、長大な表がある。

 そこにある単語はたとえば「…

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