亡命希望のベラルーシ選手「投獄される可能性がある」

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 東京五輪の陸上競技に出場したベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が1日、同国のオリンピック委員会が用意した帰国便への搭乗を羽田空港で拒否した。ロイター通信などによると、コーチ陣を批判して帰国させられそうになったといい、オーストリアやドイツなど第三国への亡命を希望しているという。

 ツィマノウスカヤ選手は7月30日に女子100メートル予選に出場し、2日の女子200メートル予選にも出場を予定していた。1日にベラルーシのスポーツ・メディアのインタビューに応じ「ベラルーシで私は投獄される可能性がある」と帰国を拒否する理由を述べた。亡命については「どこに申請するか考えている。あすにも何らかの結論を出す」と話した。

 インタビューによると、5日の女子1600メートルリレー予選のメンバーに自身が不本意に入れられたことについて、インスタグラムにコーチ陣の不手際を批判する映像を投稿したところ、コーチや本国関係者らから強く削除を求められた。1日になって急きょ帰国を命じられ、羽田空港に連れてこられたという。

 搭乗手続き後、近くにいた警察官に助けを求め、警視庁東京空港署に一時保護された。

 ロイター通信によると、ツィマノウスカヤ選手は、コーチ陣の不手際について「出場予定の複数の選手が必要なドーピング検査を受けていなかったことで出場資格を得られなかった」と説明しているという。一方、ベラルーシのオリンピック委員会は「選手の感情的、心理的状態についての医師の助言を受けてチームから外すことを決めた」と発表した。

 国際オリンピック委員会(IOC)はツイッターで2日未明、ツィマノウスカヤ選手と会話したことや、東京五輪パラリンピック組織委員会の職員が付き添っていることを公表。「選手や当局と話し合いを続けていく」としている。

 ベラルーシの反政権派の代表…

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