友人がヘッスラ、僕に伝わった甲子園への約束 関東第一

御船紗子
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(1日、高校野球東東京大会準決勝 関東第一4-1修徳)

 トランペットの軽快なファンファーレが響き、ドームに「大進撃」のメロディーが流れた。互いに無得点で迎えた三回裏2死一、二塁。関東第一の石見(いわみ)陸(3年)が6球目を中前へはじき返し、先制の適時打に。この回、相手を突き放す4得点の口火を切った。

 前日にあった西東京大会の準決勝では、春に決勝を争った日大三が国学院久我山に敗れた。主将の山岡航大(3年)は、小学6年生から中学時代にかけ、一緒にプレーしてきた仲だ。「甲子園で対戦しよう」。大会前、LINE(ライン)でこう言い合った。

 日大三の試合を寮のテレビで見ていた石見。約束はかなわなかったが、「最後に渾身(こんしん)のヘッドスライディングを見せていた。山岡らしいと思った」。試合に集中するため、石見は大会中スマホを見ていない。メッセージが来ているか確認してはいないが、山岡が言いたいことはわかる。「山岡の分も、必ず甲子園へ行く」。決意を新たに決勝へ臨む。=東京ドーム御船紗子