「異様」基準の3倍の盛り土 熱海土石流「人災」指摘も

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 静岡県熱海市土石流災害で被害を甚大にしたのは、起点近くにあった盛り土の崩落が要因とみられている。11年前には危険な状態となっていた可能性があるほか、それを行政が把握していた可能性もある。「人災」の疑いも指摘されているが、解明は途上だ。

 県は、盛り土が条例に基づく基準の3倍を超える危険な高さになっていたとみて、経緯を調べている。

 朝日新聞が入手した11年前の現場写真にも、基準超過をうかがわせる様子が写っていた。当時から危険な状態が放置されてきた可能性がある。撮影した東京都の会社役員男性(43)は「(斜面が)急すぎる異様な光景。怖いと思った」と振り返る。

 ハイキング中の男性が、現場を車で通りかかったのは2010年7月8日。黄土色の山肌とは異なる黒い土砂を、重機が階段状に造成中で、土にはゴミのようなものも混ざって見えたという。その異様さに車を止め、幾度もシャッターを切った、と男性は証言した。

熱海市の元幹部は、土砂が「多すぎる」として業者に搬出を求めたと証言する一方、「ただちに大崩落して危険だという認識は持てなかった」とも説明しています。

 盛り土の造成は、撮影の翌月…

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