世界ランク1位のジョコビッチ、五輪での失意 それでも挑戦する理由

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編集委員・稲垣康介
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 どれだけ4大大会を制しても、埋まらない心のピースがある。それをつかみに彼は東京にやってきた。

 テニス男子シングルスの世界ランキング1位、今季の4大大会無敗のノバク・ジョコビッチ(34)だ。

 プロテニスプレーヤーにとって最大の勲章は4大大会の優勝だ。名誉に加え、数億円の賞金が懐に入る。一方、五輪に賞金はなく、世界ランキングに反映されるポイントももらえない。

 それでも、彼は五輪に挑み続けてきた。

 初出場だった2008年北京では銅メダルを手にした。続く12年ロンドンでは3位決定戦で敗れた。

 16年のリオデジャネイロは、今回と同じ世界ランキング1位で乗り込みながら、1回戦敗退。試合会場の去り際、あふれる涙を隠そうともしなかった。

 五輪の魅力とは何なのか。直接聞いたことがある。返ってきた言葉はシンプルながら、力強かった。

 「五輪は独特な祭典だ。アス…

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