国内15億着の過剰在庫 ブラザーの布刷機で減らせるか

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今泉奏
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 国内最大級のオンデマンド(受注生産)型アパレル工場が4月、岐阜県多治見市の陶器メーカーが並ぶ工業団地の一角に誕生した。同じ商品を大量生産する工場と違い、1枚ずつ色も形もデザインも異なるシャツがラインを流れる。短時間で多品種生産を実現させるのは、ブラザー工業の布用プリンターだ。

 2500平方メートルの工場を運営するのは業界大手のイメージ・マジック(東京都)だ。ブラザーの布用プリンター「GTXpro」を国内最多の50台導入し、ブラザー監修の印刷の前処理機も国内で初めて採り入れた。ほぼ全工程を機械化し、1日あたり最大1万5千枚のデザインが異なる衣類を生産できるようにした。

 ブラザーは1995年から布用プリンターの販売を始めた。当初はあまり注目されていなかったが、ここにきて脚光を浴びている。ブラザーによると、シェアの半分を同社製品が占める国内の布用プリンター市場は、2016年度からの4年間で倍増した。コロナ禍では専用インクの出荷額も伸び、2018年度からの3年間で倍増した。

■ネット市場拡大、コロナ禍で…

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