「地方からでも五輪に」 競泳・水沼の力を引き出した地方大学の知恵

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宮坂知樹
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 東京五輪で新潟医療福祉大職員の水沼尚輝選手(24)が1日、競泳男子400メートルメドレーリレーで6位入賞を果たした。個人では100メートルバタフライで準決勝に進んだ。かつて全国大会の決勝にも進めなかったが、大学で急成長。力を引き出した同大の専門家集団が、「地方からでも五輪」の目標を実現した。

 新潟医福大(新潟市北区)の水泳部は、スポーツドクター、理学療法士、管理栄養士、体育科学の専門教員らが指導する。約10人のチームが部の看板だ。

 作ったのは下山好充監督(50)。2005年に筑波大茨城県)から着任して以降、整えてきたこの態勢を下山監督は「ミニJISS構想」と呼んできた。

 「JISS」は、01年にできた国立スポーツ科学センター東京都北区)のことだ。医師ら専門家の指導で最新科学に基づいたトレーニングができるため、「五輪に出るような有力選手の拠点はJISSに近い東京近辺に固まっている」(下山監督)。そのJISSと同様の環境を作るというのが監督の目標だった。

 まず、部員の食生活の管理に…

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