IRの行方は 横浜市長選、混戦模様 8氏が立候補表明

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武井宏之、松沢奈々子
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 8日に告示される横浜市長選が混戦模様となっている。カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の是非を軸に与野党が対決すると見られていたが、現職閣僚が「誘致とりやめ」を掲げて立候補を表明し、構図が一変。誘致反対派が次々に名乗りをあげ、立候補予定者は8人にのぼる。果たして、IRの行方は――。

 倉庫が並ぶ横浜港の山下ふ頭。ここがIR予定地だ。今年1月に事業予定者の公募を開始。今夏にも決定し、共同でつくるIRの整備計画を来年4月末までに国に申請する。市がまとめた実施方針によると、大規模な国際会議場や最高級ホテルを含めた3千室以上の宿泊施設、劇場やショッピングモールといった施設の一体的な開発・運営を事業者に求めている。

 「キツネにつままれたようだ」。自民党市議らがこう言って頭を抱えたのは6月後半。当時、自民党神奈川県連会長で衆院議員の小此木八郎氏(56)が、国家公安委員長を辞任して名乗りをあげ、「市長になったら最初にする仕事は、横浜でIR誘致をとりやめることだ」と語った。

 地元選出の衆院議員である菅義偉首相が、観光政策の目玉として旗を振ってきたIR。横浜市が2019年8月に誘致を決めたのは、菅官房長官(当時)の意向が働いたと地元ではみられていた。

 市長選でも当初は自民、公明…

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