ベラルーシ選手亡命、背景に何が 大統領、選手に高圧的

有料会員記事

モスクワ=石橋亮介
[PR]

 東京五輪の陸上競技に出場したベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が1日、チームを離れて亡命を求めた。背景には、ルカシェンコ大統領の20年以上にわたる強権支配があり、五輪チームにも高圧的な発言をしてきた。欧州では支援の声が上がっており、欧米との新たな火種になる可能性もある。

 ベラルーシの国営ベルタ通信は1日、「個人的な目的のためにスキャンダルを巻き起こした」と、ツィマノウスカヤ選手を非難する五輪メダリストのコメントを紹介した。モイセビッチ陸上代表監督も2日、国営テレビで「(亡命は)おそらく当初から計画されていた」と述べた。

写真・図版
ベラルーシの地図

 ソ連から独立したベラルーシは、ルカシェンコ氏が27年におよぶ統治を続け、メディアやスポーツ行政も支配する。昨年8月の大統領選で6選を決めた後は、不正を訴える反政権デモを激しく弾圧。デモに参加したスポーツ選手を五輪の代表選考から外したとも言われている。

■「荒廃したアフリカの国々を…

この記事は有料会員記事です。残り988文字有料会員になると続きをお読みいただけます。