サッカー山辺高主将、ドイツプロチームに練習参加

渡辺元史
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 奈良県立山辺高校サッカー部の太田凱翔(かいと)選手(2年)がサッカードイツ1部の2チームに招待され、2日から19日まで現地で練習に参加する。太田選手は「奈良、山辺の代表として感謝を忘れず、謙虚にやりたい」と意気込みを語った。

 太田選手は千葉県出身。2020年春に同校に入学すると、同校が提携する奈良市全寮制のクラブチームで活動しながらサッカー部でもプレーしてきた。昨秋の全国高校サッカー選手権の奈良大会では得点王と最優秀選手に輝き、チームを全国大会に導いた。

 練習に参加する2チームはシュツットガルトとレバークーゼン。シュツットガルトは東京五輪男子サッカーの日本代表の遠藤航選手が所属し、過去に元日本代表の岡崎慎司選手が在籍していたことでも知られる。

 練習参加にこぎつけた背景には、クラブの興津大三監督の人脈があった。J1清水の強化部時代に知り合った代理人を通して太田選手のプレー映像などを送ったところ、7月29日にドイツの2チームから練習への参加を認める招待状が届いた。

 興津監督によると、サッカーが盛んな欧州の中でもドイツを選んだ理由について、身長170センチの太田選手にとって「一番体格差があるから」という。「ドイツは屈強な選手が多く、日本で通用するプレーも、ドイツではさらに精度を上げないと難しい。その課題に向き合って欲しい」と話す。

 世界で活躍する選手になるのが目標という太田選手。練習でのプレーが評価されれば、高校卒業後にドイツでプロになる可能性もあるという。

 県庁であった7月30日の会見で太田選手は「将来は自分のゴールでチームを助けたり、見ている人に喜んでもらえたりする選手になりたい」と話した。(渡辺元史)