NiziUダンス踊るレスリング高谷惣亮 チャラい言動と背負う覚悟

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金子智彦
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 「高谷って、踊ってる人でしょ」

 こう言われたら、東京オリンピック(五輪)レスリング男子フリースタイル86キロ級に出場する高谷惣亮(たかたにそうすけ)(32)はしめしめとほくそ笑む。

 昨年末の全日本選手権で優勝すると、カメラに向かってアイドルグループ「NiziU」の「縄跳びダンス」を披露。そして「年齢に負けず、気持ちはニジューなんで頑張っていきたい」と笑わせた。

 キャッチーな言葉、勝利後のパフォーマンスなど“チャラい”言動が、高谷の持ち味だ。人に認知されることを大切にしている。

 もともと「タックル王子」という愛称があったが、年をとったからと「タックルおじさん」に改名した。また、「僕の体の8割はポジティブ、残り2割は優しさでできている」と明るく振る舞う。

 京都府京丹後市出身。小6からレスリングを始め、中学、高校で全国優勝を経験した。丸坊主が多い中、髪はかたくなに切らなかったという。拓大4年のとき全日本選手権で初優勝し、以後、「タックル王子」として第一人者の地位を不動のものにした。

 高谷は2012年ロンドン五輪16位、16年リオデジャネイロ五輪7位。27歳で臨んだリオ五輪の時点で、体は毎回10キロほどの減量に悲鳴を上げていた。リオ五輪後、引退の2文字が脳裏をよぎった。

覚悟を決めた言葉

 そのとき、拓大の恩師の西口…

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