ホンダ「NSX」、22年末で生産終了 電動化へシフト

神山純一
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 ホンダは3日、2人乗りの高級スポーツカー「NSX」の生産を2022年12月で終了すると発表した。現行モデルはハイブリッド車として販売しているが、ガソリン車から電気自動車(EV)などへの電動化シフトを進めるため、商品構成を見直すことにした。

 初代NSXは1990年から計1万8507台を販売し、05年にいったん生産を終えた。16年に復活させた2代目は米国の工場で生産しており、これまでに世界で2558台を販売。このうち日本では464台を売った。2代目の価格は税込み2420万円。

 最後のモデルとなる「TypeS」は今後、350台限定で売り出される。生産終了後は、電動化に対応した新たなスポーツカーの生産を検討するという。

 NSXは、国内最高峰の自動車レースとされる「スーパーGT」に参戦中だ。23年のシーズンまで参戦を続ける方針に変更はないという。

 ホンダは2040年までに新車販売をすべてEVと燃料電池車(FCV)にする目標を掲げ、既存車種の見直しを進めている。今年に入り、ミニバン「オデッセイ」や高級セダン「レジェンド」の生産を年内で終える予定を表明済みだ。(神山純一)

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    福田直之
    (朝日新聞記者=産業、テック、中国)
    2021年8月3日17時7分 投稿

    【視点】テクノロジーの進歩は自動車業界のあり方を大きく変えようとしています。最近取材した自動車ベンチャーの経営者は「自動車の最終的な形態はただの箱」と言っていました。自動運転の時代が来れば、運転する楽しみはなくなる。そして、シェアリングが進めば、所

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    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2021年8月3日16時5分 投稿

    【視点】NSXが生まれた1990年というと、F1ブームだった年。故アイルトン・セナやアラン・プロストらが鎬を削った黄金時代で、ホンダもエンジンサプライヤーとして、常勝集団ともいうべき圧倒的な成績を残していました。F1のみならず、経済含め、日本の黄金