高橋大輔見て「もっとやらなきゃ」 長光コーチの指導論

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構成・大坂尚子
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長光歌子×高橋成美 対談(前編)

 ペアでソチ五輪代表だった高橋成美さんと、シングル時代の高橋大輔を指導した長光歌子コーチが対談した。フィギュアスケートの男子シングルで、華麗なステップで世界中のファンを魅了した高橋大輔はいま、アイスダンスに挑戦している。その姿や、それぞれの競技への向き合い方などについて語り合った。

 高橋 2018年に歌子先生と中身の濃い対談をさせていただきました。早速ですが、多くの選手を指導していて、大切にしていることを教えてください。

 長光 なるちゃんたちは日本代表でずっと頑張ってきたけど、代表になれるのは本当に一握り。なれない選手がたくさんじゃないですか。そういう選手たちも、スケートをやめた後に背筋がりんと伸びていて、1人でしっかりと立っていられる。そういう人間になってほしいと思って日々おつきあいしてきました。

毎週水曜日にフィギュアスケートにまつわる話題をお届けします。

 高橋 私もスケートを通して、精神的なものもそうだし、普段の生活習慣や礼儀、色々なことを教わりました。引退した後、本当によかったと思っています。日本では大学4年まで選手を続けることが多いです。限られた選手寿命のなかで、指導方法は段階的に分けていたりするんですか。

 長光 コツコツと積み上げていかなきゃいけない競技でもあるので、幼少期は先生が絶対的な存在であった方がいいと思います。「ずっと右向いていなさい」って言ったら右向いているような、それだけじゃいけないけど、そういう時期も大切かなって。反抗期もあって、その時はしょっちゅうもめる。昔は本気で怒っていたけど、最近は大人になってきたな、成長期だなって思うようになってみています。大学生くらいになると、1人の大人の選手として、同じような目線で見ていきたいと思っています。

 高橋 高橋大輔選手との色々なエピソードを聞いていると、スムーズにいったわけではないのかなと。

 長光 周りが気を使ってくれ…

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