タリバーンとの戦闘に「国民動員を」 アフガン大統領

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バンコク=乗京真知
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 米軍撤退にともない治安が悪化しているアフガニスタンガニ大統領は2日、国会で演説し、国民を戦場に「動員」するよう国会議員に求めた。アフガン政府軍の側に立って、反政府勢力タリバーンと戦うよう呼びかけるもので、国民を戦闘から守る立場の政府が、国民を戦闘に駆り出そうとするほど戦況が悪くなっている。

 ガニ大統領は演説で、タリバーンの支配地域が急拡大したのは、米軍が「急な撤退判断をしたため」だと主張。今後6カ月でタリバーンを押し返すと説明し、国会議員に「国家総動員」態勢でタリバーンと戦うよう、武装化への協力を求めた。国会議員には、かつて内戦を繰り広げた軍閥出身者が多く、武器や人を集める力を保っている。

 すでに西部ヘラート州など地方では、市街地に入り込もうとするタリバーンと、それを阻止しようとする軍閥との戦闘が始まっている。ヘラートの有力者イスマイル・ハーン氏が率いる軍閥幹部(45)は、朝日新聞助手の取材に「州内の17地区のうち14地区がタリバーンに占拠された。州都周辺や国境検問所だけでも取り返さなければ」と話した。

 実際に戦場に立っている軍閥…

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