高校野球、異例の夏はオンライン抽選 選手らにはPCR

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 2年ぶりの開催となる第103回全国高校野球選手権大会の49代表の対戦相手が決まった。新型コロナウイルス対策で3日の組み合わせ抽選会は、各校の主将が自校からパソコン画面越しにくじを引くかたちに。感染に最大限の警戒をしつつ、異例の「夏」が始まる。

 抽選会では北から順番に予備抽選をしたのち、本抽選で各主将が、希望するくじが入った封筒の番号を紙に書いて、パソコンのカメラに向けて掲げた。

 対戦相手が決まった主将の多くは、オンラインでの代表取材に「身が引き締まる思い」と語った。

 第2日の第1試合で倉敷商(岡山)との対戦が決まった智弁学園(奈良)の山下陽輔主将は「倉敷商とは(期間中に宿泊する)ホテルもキャプテンの名前も同じ」と笑みを浮かべた。

 神戸国際大付(兵庫)と北海(南北海道)の組み合わせは、今春の選抜大会の開幕試合と同じ。選抜で延長十回にサヨナラ負けした北海の宮下朝陽主将は「またリベンジができるという気持ちでワクワクしている」。

 前橋育英(群馬)と対戦する京都国際の山口吟太主将は「去年の3年生やたくさんの人の支えがあって出られる。コロナでも試合ができることに感謝して、結果で恩返ししたい」と話した。

 選手や監督らは、原則2日までにPCR検査を受けている。陰性が確認されたら、開幕前日の8日までに宿舎に入る。大会を終えるまで、報道機関による対面取材が禁止されるなど、チーム外の人と接触する行動は制限される。

 9日の開会式は全選手が参加するが、例年のようにグラウンドを周回せず、外野の後方から前進するにとどめるなど簡素化される。選手が参加するかたちのリハーサルもしない。