「飛び込み界のレジェンド」12位の寺内健に万雷の拍手 6大会出場

飛び込み

照屋健
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 東京オリンピック(五輪)第12日の3日、男子板飛び込みの決勝。夏季五輪6大会出場の40歳、寺内健が最後の演技を終えると、スタンドで見守った各国選手や関係者が立ち上がった。「飛び込み界のレジェンド」をたたえる、万雷のスタンディングオベーションが会場に響く。寺内は「ここに立つことができて、幸せ」と涙ぐんだ。

 通算6度の夏季五輪出場は日本選手で最多タイ。15歳で1996年アトランタ大会に初出場し、2000年シドニー大会は高飛び込みで5位。この日は北京大会以来、13年ぶりに進んだ決勝の舞台だった。

 金銀を独占した中国勢をはじめ、トップ選手に比べると難易度は低い。「あげろ、といわれても、筋力的に、もうあげられない」。難しい技に挑戦せず、できばえや正確性にこだわって決勝まで勝ち進んだ。3本目で着水が乱れて失敗しても、自分を貫いた。決勝に進出した12人中12位だったが、「今日ここで飛べた感動は、この10年くらいのなかで一番感慨深い時間」と振り返った。(照屋健)