夏の甲子園、見どころは 大阪桐蔭×東海大菅生など

[PR]

 第103回大会の3回戦までの組み合わせが3日、決まった。

 注目カードが集まったのが第3日。秋田大会で157キロを計測した大会屈指の本格派右腕、風間を擁する明桜(秋田)が第1試合で39年ぶり出場の帯広農(北北海道)と当たる。第2、第3試合に登場する4校はいずれも春夏連続出場。県岐阜商と明徳義塾(高知)はともにベテラン監督が率い、神戸国際大付と北海(南北海道)は選抜の開幕カードと同じ顔合わせになった。

 全国制覇5度を誇る大阪桐蔭は第5日の第1試合で選抜8強の東海大菅生(西東京)と、選抜準優勝の明豊(大分)は第4日第2試合で専大松戸(千葉)とぶつかる。中止の第102回を挟んで10大会連続出場の作新学院(栃木)は伝統校の高松商(香川)と第6日第2試合で戦う。

 大会は9日に開幕。今大会から休養日が1日増えて3日となり、順調に進めば25日に決勝がある。

西日本短大付~前橋育英ゾーン

 二松学舎大付は左腕秋山が好調だ。140キロ超の直球やスライダーに切れがある。西日本短大付は福岡大会準決勝で6点差をはね返した粘り強さで対抗したい。前橋育英は右腕外丸を中心に守りが堅く、主将の皆川は長打力が魅力の好打者。京都国際は打線に切れ目がない。打率4割超の1~4番で突破口をつくりたい。

智弁和歌山~高松商ゾーン

 春夏の甲子園で優勝経験がある伝統校が3校入った。作新学院は、今大会最長の10大会連続出場(中止の昨夏を挟む)。林、佐藤の両右腕の継投で勝負する。初戦であたる高松商は香川大会で逆転勝ちが3試合と粘り強い。智弁和歌山は1年夏から4番の徳丸に注目。今春の選抜に出場した宮崎商も1964年大会で4強に入った古豪だ。

樟南~敦賀気比ゾーン

 敦賀気比は昨秋、今春の北信越王者。吉崎、本田、竹松と豊富な投手陣をつなぎ、粘り強く戦う。日本文理は2年生の本格派右腕・田中を擁する。打線も好調で好試合になりそう。樟南は多彩な変化球を操る左腕・西田を中心に守り勝つ。対する三重はチーム打率が5割強。4番池田を軸に得点を重ねたい。

弘前学院聖愛~米子東ゾーン

 最後に登場する浦和学院が充実する。勝負強い吉田瑞、高松らが打線を引っ張り、投手層も厚い。日大山形は5試合で23盗塁の機動力を生かして、中止の昨年を挟んで2大会連続出場の米子東を揺さぶりたい。石見智翠館の山崎琢は島根大会決勝で無安打無得点試合を達成。打力のある弘前学院聖愛がどう挑むか。

新田~横浜ゾーン

 横浜と広島新庄は好カード。試合巧者の横浜は立花を軸に全員が巧みな打撃を見せ、得点力が高い。広島新庄は技巧派左腕の西井、本格派右腕の花田ら豊富な投手陣で横浜打線の狙いを外したい。

 選抜8強の智弁学園はともに1年夏から甲子園を経験する右腕小畠、左腕西村を擁し、チーム打率4割超と打線も強力。倉敷商は2年生が多いだけに、打率6割超の主将山下が引っ張り、勢いづかせたい。

 静岡のエース高須は注目の右腕だ。静岡大会は37回を投げ無失点。初陣の新田はエースで4番で捕手も務める主将の古和田を中心にくらいつきたい。日本航空は成長著しいエースのヴァデルナに期待。東明館は捕手で主将の加藤が要だ。

高岡商~明徳義塾ゾーン

 これまで出場28回で39勝の県岐阜商と出場20回で34勝の明徳義塾。県岐阜商は野崎、小西ら5投手、明徳は好左腕・代木(しろき)を擁する。ともに守備も堅く、1点を争う好勝負になりそうだ。

 明桜の風間は大会屈指の大型右腕。150キロ超の直球に切れのいい変化球を織り交ぜる。帯広農は3番清水を軸にチーム打率4割超だが、大振りは禁物。少ない好機をものにしたい。

 高岡商―松商学園は北信越対決。川渕、石黒と投打の軸がいる高岡商に対し、松商も2年生左腕栗原ら豊富な投手陣と切れ目のない打線を持つ。激戦の愛知を勝ち抜いた愛工大名電は寺嶋、田村と右左の好投手を持つ。東北学院は4番エースの伊東を中心に初出場の勢いをぶつけたい。

神戸国際大付~明豊ゾーン

 好投手がひしめく。層が厚いのは明豊だ。選抜準優勝の原動力となった京本、財原、太田の3本柱に加え、今夏は1年生の森山も台頭した。対する専大松戸も春夏連続。右横手の深沢は千葉大会5試合で5失点と安定し、打線には粘り強さも加わった。

 最速150キロの注目左腕、木村を擁する北海は攻撃にも自信を持つ。神戸国際大付は二刀流で注目される速球派右腕の阪上(さかうえ)が復調。打撃も打率4割超で引っ張る。

 高川学園の左腕河野(かわの)は、最速142キロ。70キロ台のスローカーブで緩急を利かせる。小松大谷は打率5割超の1番僧野の出塁が鍵となる。長崎商―熊本工の九州勢対決はともに堅守が持ち味。1点を争う勝負になりそうだ。

阿南光~日大東北ゾーン

 激戦区だが、全国屈指の強打を誇る大阪桐蔭が一歩リードか。主将の3番池田、4番花田は大阪大会の打率が5割を超え、勝負強さも光る。初戦でぶつかる選抜8強の東海大菅生は、左腕本田が得意の緩急を駆使して揺さぶりたい。

 近江は2年生の山田が投打の柱。滋賀大会は21回を投げて自責点ゼロ、2本塁打を放った。日大東北は1990年以来、31年ぶりの勝利をめざす。盛岡大付の金子は、岩手大会で5試合連続本塁打を記録した屈指の強打者。初出場の鹿島学園の右腕・薮野は変化球の切れで勝負するタイプだ。

 阿南光は徳島大会を接戦で勝ち上がってきた粘り強さが持ち味。沖縄尚学は初戦に勝てば沖縄勢として春夏通算100勝目となる。