智弁学園、初戦は倉敷商 大会中の宿舎が同じ「縁ある」

篠原大輔
[PR]

 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで開かれた。中止となった昨年を挟んで2大会連続20回目の出場となる智弁学園は第2日の10日、午前8時開始予定の第1試合で倉敷商(岡山代表)と対戦することになった。

 夏の甲子園では初のオンライン抽選会は、番号の記されたカードを選ぶ形。智弁学園の山下陽輔主将(3年)は本抽選の順番と同じ「19」を選んだ。相手が決まると、画面の中で少し笑った。

 「倉敷商はホテルが同じでキャプテンの名前も同じなので、縁があるなと思いました」。奈良と岡山の代表は大会中の宿舎が同じで、相手の主将も山下姓。それで笑ったのだった。

 初戦が第2日の第1試合となったことについて小坂将商(まさあき)監督は「朝のゲームってのがいいですね。ウチは昼からの試合は弱いんで」。倉敷商とは2年前、山下らが1年生の秋に練習試合をしているという。スタメン9人中6人が左打者のこともある智弁学園にとって、何より相手の左のエース永野司(同)が気になる。「永野君は練習試合のころよりよくなってるはずなんで、しっかり対策をやりたいです」と小坂監督。

 今春の選抜大会は準々決勝で明豊(大分)に4―6で敗れた。「明豊に負けてやりきれなかった部分があるんで、今回はしっかりいこうと」。小坂監督の声に力がこもる。

 山下は「日本一になれるように、目の前の壁を一つずつ確実に勝てるように頑張ります」。夏の最高は小坂監督が主将だった1995年のベスト4。その上を見すえ、初戦に臨む。(篠原大輔)