東京五輪のサッカー男子の日本は3日の準決勝でスペインと対戦し、延長を含めた120分間の激しい戦いの末、0―1で敗れた。日本サッカー界に残るメキシコの呪縛を振り払えるのか。因縁の3位決定戦に宿題は残された。伝説の点取り屋は厳しくも、温かい言葉を後輩たちにかけている。
日本サッカー史上にいまも輝いているのが、1968年メキシコ五輪の銅メダルだ。53年前の躍進の原動力になったのが釜本邦茂さん(77)。地元メキシコを下した3位決定戦での2ゴールを含め、7得点で大会得点王になった。
準決勝敗退をテレビで見届け…