前監査院長が出馬表明 韓国大統領選、野党有力候補に

ソウル=神谷毅
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 来年3月の韓国大統領選をめぐり、野党陣営の有力候補、崔在亨(チェジェヒョン)前監査院長(64)が4日、立候補する意思を表明した。崔氏はすでに最大野党「国民の力」に入党している。同党は11月9日に党候補を選ぶ予定で今後、党内レースが本格化する。

 崔氏は判事出身で、文在寅(ムンジェイン)政権の監査院長に就任。「脱原発」を掲げる政権が早期廃炉を決めた原発の経済性評価などをめぐり、大統領府や与党「共に民主党」と対立した。崔氏は立候補の意思表明の際、「大統領の一言と理念だけで国の根幹にあたる政策を適切な手続きを経ずに決め、票を買うための政策を行い、血税が浪費された」と強く批判。「崩れていく韓国を見過ごせない」と語った。

 世論調査機関リアルメーターが7月29日に発表した次期大統領候補を問う調査によると、「国民の力」では尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(60)の支持率が27・5%でトップ、崔氏は5・5%で2位につけている。(ソウル=神谷毅)