悔やまれる男子110m障害準決勝 泉谷駿介と金井大旺が敗退

陸上

堀川貴弘
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 男子110メートル障害で日本選手初の決勝進出を目指した泉谷駿介金井大旺が、ともに準決勝で敗退した。今年4月の織田記念で金井が13秒16の日本記録(当時)を樹立。その後、6月の日本選手権で泉谷が13秒06の今季世界3位の記録で塗り替えた。普段通りの力を出せば、決勝進出も夢ではなかった。以前から2人とも「準決勝が勝負」と言っていただけに悔やまれるレースだった。

 金井はスタートダッシュよく飛び出したが、8台目で抜き足をハードルにひっかけて転倒。「詰めが甘かった」と悔やんだ。

 今季で競技生活を終えるつもりでいる。父親が故郷の北海道函館市で歯科を開業しており、金井も歯科医師を目指す。「区切りを決めたからこそ今の自分がある」と言い、冬季練習から「今年が最後」と言い聞かせて技術を磨いてきた。

 「五輪の舞台を楽しんでやっています」と言っていた泉谷だが、準決勝はやはり雰囲気が違ったのか。序盤から連続してハードルに足をひっかけて、3組3着でフィニッシュ。13秒35という記録で決勝進出に100分の3秒届かなかった。「現実を受け入れられない感じです」。21歳。この経験を今後にどう生かすか、だ。(堀川貴弘)