レスリング・高谷惣亮、1回戦敗退 努めて明るく「王子らしく」

レスリング

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 五輪3大会連続出場となった男子フリースタイル86キロ級、高谷(たかたに)惣亮(そうすけ)が1回戦で散った。守りを固めた相手に対し、残り25秒で繰り出したタックルも不発に終わった。2日前にあばら骨を痛めたと言うが、「五体満足でできた」と言い訳はしなかった。

 74キロ級で出場したロンドン、リオデジャネイロ五輪から階級を上げた。過度な減量をやめ、楽しく競技をしようと中高生らに呼び掛けてきた。結果で説得力を持たせたかったが、屈強な海外勢が幅をきかせる中・重量級の壁は高かった。

 「金メダルは予約している」など耳目を引く言動で日本レスリング界を盛り上げてきた32歳。この日も試合後、「まだ王子と言われているので、王子らしく、明るくポジティブにレスリング界を引っ張っていきたい」と努めて明るく振る舞っていたものの、最後は「帰ったら(悔しさで)当たり散らすかもしれない。でも、表に立っている間はみんなの知っている高谷惣亮でいたい」と、苦しい胸の内をのぞかせて会場を後にした。