原宿 竹下通りに初の車止め設置 暴走事故の悲劇防げ

鶴信吾
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 多くの若者が集う東京・原宿の竹下通りの入り口に車止め(ライジングボラード)が設置された。2019年元日に起きた車の暴走事件を受けた取り組みで、安全・安心に買い物を楽しんでもらうのが狙い。通りに車止めができるのは初めてで、普段は地中に収納し、歩行者が多い時間に使うという。

 車止めは、「原宿竹下通り商店会」が渋谷区警視庁原宿署に相談し、通りのJR原宿駅側の入り口に7本設置し、7月に使用を始めた。直径22センチ、高さ70センチ。ステンレス製で、約7トンのトラックが時速約50キロの速度でぶつかっても進入を防げるという。費用は約1900万円で、年間に数百万円の維持・管理費が必要だ。

 使うのは、通りが「歩行者天国」になる午前11時~午後6時。商店会の遅沢一洋会長は、「観光客や買い物客が事故に遭わないようにする責任が商店会にはある。安心して来ていただきたい」と話している。

 暴走事件では、20代の男の軽乗用車が通りに進入し、10~50代の男性8人をはねて重軽傷を負わせた。男は殺人未遂や殺人予備などの罪で起訴され、今年3月、東京地裁で懲役18年の判決を言い渡された。(鶴信吾)