投資マネー、もっと女性起業家に 男性中心に変革の兆し

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細見るい
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 男性が中心の投資の世界で、女性起業家がもっと資金を集めやすくしよう――。新興企業に投資するベンチャーキャピタル(VC)に、そんな機運が生まれている。女性起業家はまだ少なく、事業の内容や将来性への理解が広がらず、投資マネーも行き届きにくい。お金の流れの多様化は、ジェンダー平等につなげられる可能性も秘める。

 独立系VCのANRI(東京都)は昨秋、運用する250億円規模のファンドの投資先について、全体の2割を女性起業家にすると宣言した。それまではわずか5・8%。宣言後、優秀な女性起業家らとのつながりが生まれ、佐俣アンリ代表(37)は「これまで僕らが声をかけてもらえていなかった人に、連絡をもらえるようになった」。

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独立系ベンチャーキャピタルANRIの佐俣アンリさん=東京都

 約1年前の起業家と投資家を引き合わせるイベント。登壇する数十人の投資家がすべて男性で、若手女性社員から怒りの声が上がったのがきっかけだ。米国発の「ブラック・ライブズ・マター」運動など、様々な不公正に抗議の声が強まった時期。まず自社の投資先の女性比率上昇から始めようと佐俣さんは決めた。

 自己資金だけでなく投資家か…

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