古いアウトドアウェアが変身 ママ視点で作りかえ 富山

竹田和博
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 富山県舟橋村の子育て中のママたちが、着られなくなった子どものアウトドアウェアをポーチやサコッシュに作り替え、持ち主に戻すプロジェクトを始めた。捨てられる素材に一工夫加えて新しい製品を生み出す「アップサイクル」と呼ばれる取り組みで、一つのものを長く使い続ける暮らしを提案したいという。

 村の子育て支援センター「ぶらんこ」を利用するママら10人でつくるチーム「funacco(ふなっこ)」が手がけている。

 もともとは通園通学グッズを一緒に作ろうと集まった。2カ月ほど前、メンバーの長男が着古したマウンテンパーカを使って防水ナップザックを試作しようとしたが、生地が足りなかった。そのとき出たアイデアが小型ポーチ。ポケットがないものも多い子ども用ズボンやスカートにも付けられるよう、裁縫が得意な堀田愛理さん(37)が仕立て、丈夫で水に強い一品が完成。アウトドアウェアに絞ったアップサイクルのアイデアが誕生したという。

 プロジェクト名は「matane.(またね。)」。チームの広報担当、岡山史興さん(36)によると、「愛着ある衣類を捨てずに旅立たせ、新しい形で出会う体験」をイメージ。それを通じ、ものを長く使い続けるライフスタイルを提案したい、との思いを込めたという。

 受付サイト「ふなはしBazarオンライン」(https://musubufabo.theshop.jp/別ウインドウで開きます)で、ポーチやサコッシュなどを選び、子どもが着られなくなったり、家に眠ったりしているアウトドアウェアを送る。1カ月ほどで、生まれ変わった製品が持ち主に届く。

 「名前が入ったタグや、ちょっとした汚れなど、思い出の跡を残すことを意識して作りたい」と堀田さん。同じく裁縫を担当する中本礼(ゆき)さん(38)は「自分の子どもたちにも、着られなくなっても、捨てずに作り替えることで大事に使えるということを伝えていきたい」と話している。

 ラインアップは、ポーチ(税込み1980円)▽サコッシュ小(同2530円)▽サコッシュ大(同4950円)▽マイバッグ(同2200円)の4種類。子ども用ウェアだけでなく大人用ウェアや雨具、ポンチョも受け付ける。(竹田和博)