トヨタ最高益、でも予想は据え置き 「予断許さぬ状況」

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千葉卓朗、三浦惇平
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 トヨタ自動車が4日発表した2021年4~6月期決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年比約72倍の9974億円だった。前年のコロナ禍の打撃から回復し、四半期ベースで過去最高となった。一方、感染拡大や原材料価格高騰の影響を見通せず、22年3月期の通期業績予想は据え置いた。

 売上高は72・5%増の7兆9355億円、最終的なもうけを示す純利益は、前年の約5・7倍の8978億円だった。いずれも4~6月期として過去最高。

 最大市場の米国は、新車販売台数が68万8千台を記録。コロナ禍で新車販売が激減した前年同期の1・7倍だった。ワクチンの接種が進み、反動の需要が強い。値引きの原資として販売店に出す「販売奨励金」が減ったため、1台あたりの利益率も上がった。

 得意とする「改善」の効果も出た。昨年度前半に工場の稼働を止めた際、生産現場の「ムダ」を見つけ出して改善する活動を徹底。生産コストを下げたことで、営業利益率は過去最高の12・6%に高まった。

「需要を取り逃している」

 ただ、これだけの好業績をあ…

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