川井友香子、姉を驚かせた決勝のタックル 仰ぎ見た夢コツコツ登った

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金子智彦
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 堂々たる姿なのはどうしたことか。ずっと姉の背中に隠れていたのに。東京オリンピック(五輪)レスリング女子62キロ級の川井友香子が初出場の五輪で頂点に駆け上がった。「本当に夢みたい。言葉にできないぐらいうれしい」と感慨にふけった。

 ずっと「梨紗子の妹」と言われてきた。

 姉の梨紗子は2016年リオデジャネイロ五輪金から4年連続で世界一に君臨する。3歳上の姉を「一番近い存在だけど、別世界の人間」と仰ぎ見てきた。

 石川県出身。3姉妹の次女で、小さい頃はおままごとや手芸で遊んでいた。回転ずしに行ったときは、恥ずかしくてレーンをはさんだ職人へ注文ができず、泣いた。

 レスリングを始めたのは、母・初江さん(51)がコーチを務める教室に、梨紗子と下の妹の優梨子さん(22)が通っていて、試合のある日はほったらかしにされて寂しかったから。女子の強豪、愛知・至学館高に進んだのも「姉が行っていたのが大きくて。軽い気持ちだったな、と思う」。

 梨紗子が大学4年でリオ五輪に出場。練習パートナーとして刺激を受けたが、その後も世界レベルでは2、3位止まりだった。

 「(姉と)比べられるのは嫌…

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