涙ぐむ監督「頭が真っ白」 バスケ女子、「世界一」の練習量で4強に

バスケットボール

松本麻美
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 5度目のオリンピック(五輪)出場で、日本女子が初めて8強の壁を破った。トム・ホーバス監督は涙ぐんで振り返った。「試合終了のブザーに気づいた時、20秒ぐらい頭が真っ白になった」

 試合時間残り15秒で、ベルギーに2点差をつけられていた。ここで林咲希に球が渡る。シュートフェイクで相手選手をブロックに跳ばせてから、冷静に3点シュート。勝負を決めた。

 ハーフタイムを1点差で迎えたが、ギアを上げたベルギーに最大13点差をつけられた。それでも主将の高田真希は「コート内もベンチも『絶対いける』って言い続けた。それで奮い立つことができた」。

 自信の根拠は、ホーバス監督が「世界一」と言うほどの練習量。体力的にきつくなる終盤に入ってから守備の強度を上げた。相手のシュートを抑え、着実に点差を詰めていったことが最後の逆転劇につながった。

 日本が準々決勝を戦ったのは1996年アトランタ五輪、2016年リオデジャネイロ五輪に続いて3回目。過去2回は、いずれも大会を制した米国に屈してきた。

 殊勲の林は誓った。「五輪のプレッシャーも力に変えられた。次も絶対に勝つ」。6日の準決勝は、1次リーグ初戦で破ったフランスとの再戦だ。松本麻美