出場辞退の中越野球部が引退試合 監督「誇りを持って」

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 新型コロナウイルス感染による休校で夏の高校野球新潟大会の出場を辞退した中越が、3年生部員38人の引退試合をした。公式戦で高校野球生活を終えられなかった部員の区切りを作ってあげたいという思いから、本田仁哉監督らが企画した。3年間の集大成の場として、部員は力を出し切るプレーをしていた。

 中越は、県内で最も多い夏の甲子園11回出場の強豪。しかし、今年の新潟大会初戦を3日後に控えた7月13日、校内で新型コロナウイルス感染の拡大が確認されたことによる休校を理由に、出場辞退が発表された。試合日に学校が臨時休校中の場合は欠場、という大会開催要項による措置だった。

 引退試合は3日に三条市の三条パール金属スタジアムであった。マネジャー1人を除く3年生全員が出場。レギュラー選手が多いAチームが序盤からリードし、Bチームに6―2で勝った。

 試合後、本田監督は部員を前に、「甲子園で日本一を目指せるだけのチームになった。その誇りを持ち続けて欲しい」と語りかけた。鷲沢皇源(こうげん)主将(3年)は「『終わり』ではなく、『これから』という意識で試合に臨んだ。今日をけじめとして、次のステップでも頑張りたい」と話した。