「つくる会」系の中学歴史教科書は選ばず 横浜市教委

松沢奈々子
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 横浜市教育委員会は4日、定例会を開き、市立中学校の歴史教科書について、「新しい歴史教科書をつくる会」系の自由社版は不採択とした。2022年度から3年間、現行の帝国書院版の使用を継続する。

 定例会では、校長や保護者らでつくる教科書取扱審議会の答申が報告された後、5人の教育委員が発言、全会一致で決まった。帝国書院版を評価する声のほか「すでに教材研究や授業計画が作成されている観点から(昨年採択した教科書と)同一が望ましい」として、教材の変更で生じる教員への負担を考慮する意見が目立った。自由社版については「配置や色使いなどでユニバーサルデザインの配慮が欠けている」などの指摘があった。

 市教委は昨年、21~24年度に使う教科書を帝国書院版と決めたが、自由社版が今年3月、新たに検定に合格していた。(松沢奈々子)