平野美宇「私の人生ってジェットコースター」 転げ落ちた先のメダル

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吉永岳央
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 「私の人生って、なかなか波瀾万丈(はらんばんじょう)ですよね。ジェットコースターみたいじゃないですか?」。卓球団体女子の平野美宇(21)は、起伏の多い卓球人生を歩んできた。

 卓球漬けの生活が、終わりかけたことがある。「練習場に行くと吐き気がして、ラケットを握ると涙が出た」。2018年1月下旬。約3週間、寮の部屋に引きこもった。「ずっとベッドの中にいました。このままだと(卓球を)できなくなるか、消えてなくなるかどっちかだなって思いながら」

 小学生の頃から好成績を積み上げ、「天才少女」と呼ばれた。最も飛躍したのは17年。16年リオデジャネイロ五輪で補欠に甘んじた悔しさがバネになった。

 全日本選手権を史上最年少で制し、アジア選手権は中国勢を次々に破って日本勢21年ぶりの優勝を飾った。まさに、順風満帆。「山あり谷ありって言うけど、私の人生は山だけじゃんって思ったんです。一生、誰にも負けないんじゃないか、なんて」

 だが、長くは続かなかった。頂点からの景色を知ってしまったことで、何でもない一敗が異常に気になるようになった。成績は下り坂を一気に転げ落ちた。心が壊れていった。

 18年の年明け、寮の部屋に…

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