夏のボーナス8.27%減 コロナ禍の影響鮮明に

専門記者・木村裕明
[PR]

 経団連が5日発表した大手企業の今夏のボーナス妥結額(最終集計)は、平均で前年比8・27%減の82万6647円だった。減少は3年連続。下げ幅は今の調査方式になった1981年以降で、リーマン・ショック後の2009年(17・15%減)に次いで過去2番目に大きかった。コロナ禍による業績悪化の影響が昨夏以上に鮮明に表れた。

 最終集計は、18業種の159社(約91万5千人)の状況をまとめた。製造業(129社)の平均は5・94%減の83万9927円、非製造業(30社)の平均は17・00%減の77万3522円。非製造業の下げ幅は、比較可能な97年以降で最も大きかった。

 業種別でみると、セメント、食品、非鉄・金属など7業種が前年より増え、商業、私鉄、建設など11業種は前年より減った。経団連は「コロナ禍の影響の大きさは業種ごとに異なり、同じ業種内の企業間のばらつきも大きい」(労働政策本部)としている。(専門記者・木村裕明)