「音楽は不要不急」 音楽家の僕はその言葉でホッとした

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定塚遼
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ドレスコーズ 「不要不急」という楽曲もリリース

 「『音楽は不要不急』。そんな言葉が出てきたとき、僕はほっとしたんです」。ドレスコーズの志磨遼平はそう語る。「不要不急」という言説に、怒りを表明するミュージシャンやファンが多い中、「不要不急」という言葉に志磨はなぜ安心感を抱いたのだろうか。

 まっすぐタイトルに「不要不急」と付けた楽曲も含む新アルバム「バイエル」が発売された。それは、異例の方法で世に出た。志磨の声がサウンドの核となってきたドレスコーズだが、4月7日、突如新アルバムとして、ファンの意表を突くピアノインスト作品を配信した。

 このままCD化されるかと思いきや、約2週間後に、このピアノ作品にボーカルが乗った作品が配信され、さらに約1カ月後、バンドが入ってようやく完成。ミルフィーユのように重層的に構築されていく過程を通じ、ファンがアルバムの成長を楽しめるという斬新な仕掛けになっていた。

「みんなに必要のないもの、僕は仕事に選んだ」

 作品は、どこか陶酔と退廃の…

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