堂島取引所、農水省に反論 コメ先物本上場で意見聴取

栗林史子
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 大阪堂島商品取引所でコメ先物を恒久的に取引できるようにする「本上場」の申請を認めるかどうかを審査中の農林水産省は5日、堂島取から意見聴取した。生産者や流通業者の取引参加が少なく、認可基準を満たしていないとする同省に対し、堂島取の中塚一宏社長は「農水省の指摘はまったくあたらない」と反論。参加者が増えていることなどを示し、認可を求めた。

 堂島取側は、取引に参加する生産者が、期限付きの「試験上場」が始まった2011年の2から今年6月末に66に増えたデータなどを示した。流通業者も同期間に83から102に増えたとし、15年のピーク時(128)に及ばないものの、「当初より安定した水準を維持している」とした。本上場が認められれば、さらに参加者増加が見込めると訴えた。

 中塚氏は「貴金属や原油と比較して、コメほど生産者や流通業者が参加している先物取引はない」と指摘したうえで、「何を根拠に少ないとしているのか明らかにすべきだ。(少ないと言うなら)どの程度の参加者数が必要なのか示してほしい」と述べた。

 農水省は聴取内容を精査し、試験上場の期限となる7日までに本上場の可否を判断する。堂島取は不認可の場合、これまで繰り返してきた試験上場の延長を申請しない考えで、コメ先物は上場廃止になる。栗林史子