男子400mリレー、薄氷の決勝進出 4人が口にした「安全バトン」

陸上

堀川貴弘
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 終わってみれば、薄氷を踏む決勝進出だった。5日にあった東京オリンピック(五輪)陸上男子400メートルリレー予選。日本は1組3着で勝ち残ったものの、38秒16のタイムは決勝に進む8チーム中最下位で、2組なら落選だった。

 この日は、多田修平山県亮太桐生祥秀小池祐貴の順で臨んだ。五輪や世界選手権では、初めての組み合わせだ。2走の山県が「個人種目のことがあったので、リレーは何とか次につながって良かった」と語るように、100メートルで予選落ちした山県、多田、小池の3人はリレーでの雪辱を期している。

 4人は「安全バトン」を口にした。バトンパスの確実性を優先すれば、記録は落ちる。決勝に向けて「まだまだバトンは改善の余地がある。どれくらい攻められるかが鍵になる」と山県は言った。右アキレス腱(けん)の故障から復帰した3走桐生も「日本記録(37秒43)を出せばメダルがついてくる」と意欲を燃やす。

 優勝候補の米国や南アフリカが、ともにバトンミスで敗退した。リレーは何があるか分からない。決勝で大外の9レーンに入る日本は、前半から飛ばしていくしかない。(堀川貴弘)